桑戸五大尊(桑戸のお不動尊 地蔵院抱)

由緒

 藤原朝臣、茂手木七郎兵衛信定が幼時母と平治の乱を逃れて都より東国に来り当地に落ちつき一族の菩提を弔うため、行基作の地蔵菩薩を不動明王の胎内に隠し、不動明王を本尊とし一庵を創建したと伝えられている。

 祭典は新年度の一月二十八日に行われて地蔵院及び桑戸区民により盛大に行われる。

 五大尊のお札をご希望の方へお送りいたします。

 現金書留で1,000円以上お送りいただければご祈願の上、郵送いたします。

【大札(絵札)は5,000円以上】

※返信住所は必ずご記入ください。

五大尊

五大尊 (五躰の明王)を祀る、不動明王を中心に東西、南北に位置が定まっているが、この五大尊は一列に並んでいる。

・金剛夜叉明王
三面六臂で顔の中央に五眼をもっている。金剛杵の威力で人間の心の内外の、障害を夜叉のような力で破砕する役割をもつ明王である。

・降三世明王
青色の体をもつ三面八臂の忿怒像で、自在天と娘の烏摩を踏みつけている。煩悩退治を象徴する。

・不動明王
一面二臂、忿怒相で牙があり、弁髪をたらし、右手に利剣、左手に羂索をもち、火焔を背負う。明王の中で最高神とされ、大日如来の化身ともいわれる、像容にかかわらずやさしい身分で、衆生を救おうという明王である。

・軍茶利明王
全身青色で一面三眼八臂、両手、両足などに赤い蛇が巻きついている。強い力で外敵を防ぐ明王である。

・大威徳明王
全身青黒色で六面六臂六足で、青い牛に乗り、二臂は両手を合わせておる、右手に剣、宝棒、左手に鉾、索をもつ。阿弥陀如来の忿怒形とも、文珠菩薩の化身ともいわれる。すぐれた威徳をもつ明王で、戦勝祈願の対象ともされた。